追悼・市川崑監督

「市川崑監督が死去、92歳…「ビルマの竪琴」「鍵」」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080213-OYT1T00490.htm

黒澤明監督や小津安二郎監督と言った戦後の日本映画界を支えた監督の一人と言っていい市川崑監督が昨日、92歳で亡くなりました。
市川監督と言ったら数々の名作や話題作を監督した方で、管理人も「東京オリンピック」「四十七人の刺客」「犬神家の一族」(1976年版と2006年版両方)と言ったところを拝見しましたが(ちなみに変ったところでは劇場版の「銀河鉄道999」の監修をしている。よくある「名義貸し」ではなく結構内容にも意見したらしいけど)、一種独特の「画」みたいなものがあって最近の作品は「ああ、この辺が市川監督だな」なんて思っていたんですよね。

それにしても驚くのが一昨年、2006年に御年91歳で「犬神家の一族」を自らの手でリメイクしたことでして。
結果的に遺作となってしまった(と言うことは結果的に管理人も市川監督の遺作を見に行ったことになる)作品ですが、この歳になっても映画製作への情熱を失わなかったのは本当に尊敬しますよね(ちなみに2004年に「東京オリンピック」のDVDが出たときにも自らの手で編集を施し「ディレクターズカット版」として「国内上映版」と2枚組にして発売したし)。

(ここから下はややネタバレ)

ただ、リメイク版の「犬神家」を見に行ったとき、石坂浩二演じる金田一耕助が去っていく途中で立ち止まり、スクリーンに向かって軽く会釈して、再び歩き去っていく…、と言うラストシーン(谷川賢作氏の音楽と相まって管理人このシーン好きなんですが)が、中村敦夫演じる古舘弁護士の「あの人、まるで天から来た人のようだな…」と言う台詞もあったのでしょうが、何だかこの映画のためだけに天から降りてきた金田一が再び天に帰っていく…、と言う気がしたんですよね。もしかしたら心のどこかで市川監督も「これが自分の最後の作品になるかもしれない」と思っていたのかもしれませんが。

市川監督のご冥福をお祈りいたします。
犬神家の一族 通常版 [DVD]

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